毎年、家族で楽しみにしている福島旅行。
わが家にとっては、季節の行事のような、大切な習慣です。
でも今年は、どうしても行けない事情ができてしまいました。
そのことをわが子に伝えた瞬間、
悲しみの表情にかわり、肩がストンと落ちました。
「えぇー!!楽しみにしてたのに…」
「なんで今年だけ行けないの…?」
そう言いながら、しばらく黙り込んですねてしまいました。
まずは気持ちに寄り添うところから
受け止める言葉が安心をつくる
すぐに元気づけようとすると、
子どもの気持ちにフタをしてしまうことがあります。
だから私は横に座り、ゆっくり話しました。
「そうだよね。
毎年行ってたし、今年も行けると思ってたよね。」
「楽しみにしてたからこそ、本当に残念だよね。」
その言葉を聞くと、子どもは小さくうなずき、
ほんの少しだけ、表情がほどけました。
だから私は、こんなふうに声をかけてみました。
落ち着いた頃に、新しい視点をそっと
“励まし”ではなく“提案”にする
すこし気持ちが落ち着いてきたので、私は静かに言いました。
「今年は福島じゃないけれど、
私たちが行く山形にも、山形ならではの楽しみがあるんだよ。
どんな場所があるか、一緒に調べてみない?」“元気を出しなさい”ではなく、
“新しい楽しみを一緒に発見しよう” という提案です。
少しずつ表情が変わる瞬間
「知ること」が「ワクワク」を連れてくる
最初はまだ迷いが残っていましたが、
旅行雑誌の写真などを一緒に読み進めるうちに、
「え、山形って温泉いっぱいあるの?」
「うわっ!これ、おいしそう!」
「この体験やってみたい!」
と、ワクワクが顔に出るようになってきました。
そして最後にはこう言いました。
「福島に行けないのは残念だけど、
あ~!山形も楽しみになってきた~!」その言葉を聞いたとき、
心の中でそっとガッツポーズしました。
親の声かけで育つ“気持ちを切り替える力”
子どもはひとりで気持ちを整えるのがむずかしい
今回のことで気づいたのは、
子どもひとりでは「代わりの楽しみ」を見つけづらい。
でも、
- 悲しさを否定せず受け止める
- 新しい視点をそっと提案する
- 未来の楽しみを一緒に探す
このプロセスがあると、
子どもは自然と気持ちを前に進められる のだと感じました。
それは、これから先の人生で必ず役に立つ力です。
今回の学びメモ
✔ まずは悲しい気持ちを受け止める
✔ 切り替えは急かさず、自然に起こるのを待つ
✔ 親が“別の楽しみ”に気づかせると前に進める
✔ 切り替えられた経験は、子どもの自信になる
おわりに
予定が変わることは、子どもにとって大きな出来事。
でもその分、
・気持ちを切り替える練習
・新しい楽しみを見つける経験
につながることもあります。
今回の山形旅行準備は、
わが家にとって 思わぬ心の成長のきっかけ になりました。もし同じように、
楽しみにしていた予定がなくなって落ち込むお子さんがいたら、
そっと寄り添う時間が、力になるかもしれません。

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