いつもの“ぽいっ”から始まる帰宅後の時間
わが子は、学校から帰るとランドセルをリビングや廊下に「ぽいっ」と置きがちなタイプです。
きっと、帰宅すると気持ちが切り替わってホッとするんでしょうね。
(もしかすると、ランドセルをぽいっとすることで切り替わってるのかも)
だからリビングに置かれたランドセルを見るたびに、つい「部屋に運んでよ〜」と言うのが日常のひとコマでした。
そんな“いつもの光景”が、ある日ふと変わったんです。
リビングにないランドセル
夕方の支度をしながら、いつもと同じように帰宅したわが子。
ふと視線を向けると、そこにあるはずのランドセルが見当たりません。
「あれ…?」と気づいた瞬間
廊下をのぞくと、ランドセルがちゃんと部屋のドア付近に置かれていました。
その瞬間、胸の奥がじんわり温かくなって、
思わずひとりで「おおっ…!」と声が漏れてしまいました。
認める言葉をそっと伝えてみる
子どもが戻ってきたタイミングで、私はすぐに声をかけました。
「自分で運んでくれたんだね」
「今日はランドセル、自分で部屋に運んでくれたんだね。
気づいたよ。なんだかすごく嬉しかったなぁ」
できるだけ笑顔で、柔らかく、ほっとするトーンで伝えるように意識しました。
すると、子どもは少し照れくさそうに笑いながら、
「いつも言われる前に動けたほうがいいでしょ。
今日はね、なんか“やろう”って思ったんだよ」
と話してくれました。
できた日も できない日も
もちろん、これが毎日続くわけではありません。
きっと次の日はまたリビングにぽいっと置く日もある。
でも、それでもいいんです。
大切なのは「できた」一度を拾うこと
- 一度できたこと
- その瞬間を見逃さずに認めて伝えられたこと
この2つが、子どもの心に「できるかもしれない」という小さな種を植えてくれます。
それがまた、“やってみよう”につながる力になる。
親も成長していく
できないより、できたに目を向ける
昔の私は「できていないところ」にばかり注目しがちでした。
でも、小さなできたに気づけるようになると、子育てはぐんと軽やかになります。
子どもの誇らしげな顔がうれしいから
自分の“できた”を少し誇らしそうに話す子どもの姿が見られると、
親としての喜びも大きく、心にじんわり広がっていきます。
ランドセルを運んだだけ。でも大切な一歩
今回のランドセルの一件は、ほんのささやかなできごと。
それでも、子どもの成長を感じられる大切な一歩でした。
これからも、
「できない日」よりも
「できた瞬間」をそっと拾っていける親でいたいと思います。


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