
これ、バウンダリーがうまく引けなくていつも心が相手のほうへ行ってしまう私にそっと効いた一冊でした。
相手の言葉が、頭から離れない。
あのときの表情が、何度もよみがえってくる。
「どう思われたかな」
「嫌われたかもしれない」
そんなふうに、気づけば心がずっと相手の方に行ってしまうこと、ありませんか。
境界線を引くのが、むずかしい人へ
「バウンダリー(境界線)」という言葉を知っても、
いざ日常で実践するのは、なかなかむずかしいものです。
- 相手の気持ちを考えすぎてしまう
- 自分の感情より、相手を優先してしまう
- 放っておくことが、冷たいことのように感じてしまう
そんな人にとって、
この本は境界線を引くための教科書ではありません。
心が相手の領域に行きすぎたら、
「今は、ここまででいい」そう思い出させてくれる合言葉として、
手元に置いておきたい一冊です。
この本が教えてくれたこと
「多分そいつ今ごろパフェ食ってるよ。」が
くり返し伝えてくれるのは、とてもシンプルなことです。
相手が今、何を考えているかは、
実はわからない。
そして、考えなくてもいい。
こちらが悩んでいるあいだも、
相手は案外、のんびりパフェを食べているかもしれない。
この視点に出会ったとき、
私は はっとしました。
ああ、私はずっと、
相手の心の中に入り込みすぎていたんだなと。
バウンダリーは、突き放すことじゃない
この本は、
「相手を切り捨てよう」とか
「気にしない人になろう」とは言いません。
そうではなくて、そっと自分の場所に戻ってきていい。
そんなふうに、自分の心の居場所を思い出させてくれる一冊です。
これは、バウンダリーの考え方ととてもよく似ているなと感じました。
親子の関係にも、そっと使える
この本は大人向けですが、考え方は、親子の関係にも重なります。
子どもが不機嫌なとき。
何も話してくれないとき。
「今、何を考えてるんだろう」
「私のせいかな」
そんなふうに心配しすぎて、子どもの境界線の中に入り込みそうになるとき。
この本を思い出すと、こんな言葉が浮かんできます。
- 今は、そっとしておいていいのかもしれない
- 考えすぎているのは、私のほうかもしれない
合言葉として、そばに置いておきたい
境界線を守ることは、冷たくなることでも、距離を取ることでもありません。
信じて、待つこと。
そして、自分の心を自分の場所に戻すこと。
「多分そいつ今ごろパフェ食ってるよ。」
この少しおどけた言葉が、
肩の力を抜いてくれる合言葉として、
わが家ではそっと役に立っています。
子どもの気持ちを考えすぎてしまう日や、
「踏み込みすぎたかも」と感じた夜に、
静かにページをめくりたくなる本です。
▶︎『多分そいつ今ごろパフェ食ってるよ。』はこちら
