自分で<明日の支度>をはじめた日

今日の"できた"のきろく

いつもの “朝のバタバタ” からの脱出は難しいけれど

小学生の朝はなぜあんなにバタバタするのでしょう。
登校前に「あれ?プリントがない!」「鉛筆どこ!?」と慌てるわが家でも、毎日のように同じ光景がありました。

そのたびに私は、

「明日の支度はできた?」

と声をかけるけれど、返事はいつも「うん」。
でも実際にはできていない。
その繰り返しで、私のほうも次第に言わなくなっていきました。

そんな“準備しないループ”だったある日に、ふとした変化がありました。

いつもと違う夜。廊下で聞こえた“ごそごそ”の音

寝る前、廊下から少し物音がしてきました。
「なんだろう?」と思ってのぞいてみると、
子どもがランドセルの蓋を開けて、じっと中身を確認しているのです。

「お?」

これはいつもと違うぞ、と思ってしばらく見守っていました。

ランドセルの中で見つけた“自分で動く姿”

よく見ると、ランドセルの蓋に挟んである 時間割 をチェックしているようす。
声をかけてみました。

「どうしたの?」

すると子どもはこう答えました。

「明日の時間割見てるんだよ。明日は理科も社会もある。ランドセル重くなるな〜汗」

そう言いながら、ひとつひとつ教科書を確かめて、真剣な顔で準備を続けていました。

その瞬間に伝えた“できたね”のひとこと

思わず私も嬉しくなって、

「お〜、明日の準備してるんだね。さすがだな〜!」

と伝えると、

「うん、もうすぐ6年生だもん。やるしかないっしょ」

と照れくさそうに言いながらも、しっかり準備を続けていました。たったこれだけの会話だけど、
“自分で動き出せた瞬間” を見つけて声にして伝えることは、
子どもの大きな自信になります。

毎日はできなくてもいい。比べるのは“昨日の自分”

もちろん、その後毎日完璧に前日の準備ができるようになったかというと——
そんなことはありません(笑)

むしろ、しない日のほうが多いくらい。

でも、あの日のあの瞬間のように、
自分から準備できる日が、ゆっくり増えてきている。

それが何よりの成長です。

ゆっくりでも確実に進んでいる成長

当時と今(中学生)の姿を比べると、
スピードは本当にゆっくりだけど、確実に前に進んでいることがわかります。

毎日の暮らしの中では気づきにくいけれど、
長い目で見ればちゃんと成長していたんだ、と感じられる瞬間です。

今日見つけた“できた”は、小さくても確かな一歩

子どもの成長は、急に大きく変わるものではありません。
今回のような小さな一歩が積み重なって、
「自分でやろう」という力につながっていきます。

だからこそ、私は思います。

ひとつひとつの“できた”を見つけて、言葉にして伝えよう。
子ども自身に「大丈夫、成長してるよ」と届けよう。

今日のこの出来事も、確かにひとつの “できた” でした。

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