毎年訪れる福島旅行で出会った、大きな黄色い気球
子どもが「怖くてできなかった」体験をしたとき、
それを成長として受け止めていいのか迷うことはありませんか。
毎年のように足を運んでいる福島県。
この年のホテルでは、なんと大きな黄色い“気球”に乗れるイベントが開催されていました。
チケットも購入し、乗る直前まで子どもはやる気満々。
「絶対乗る!」とワクワクした表情で、こちらまでわくわくが伝わってくるほどでした。
しかし、いざ近くに行ってみると……
その迫力に大人の私でも少し圧倒されるほど。
地面に立つだけで風を感じ、気球がふわりと揺れるたびに、
胸がぎゅっとなるような大きさでした。
曇った表情のわが子。あの日の“自分の気持ち”との向き合い方
無理に頑張らず「乗らない」という選択ができた
気球の前に立ったわが子は、さっきまでの表情がみるみる曇っていきました。
「今日は、難しいかな…」
そう思った瞬間、わが子は静かにこう言いました。
「僕、今回は乗らない。だから写真係をするから、みんなで楽しんできて!」
この言葉に、私は思わず驚きました。
少し前なら、怖くて泣いてしまったり、「やっぱりやめる!」と混乱してしまったりしていたかもしれません。
でもこの日は違いました。
自分の気持ちを見つめ、
“乗らない”という選択を自分で決めることができた。
これは大きな一歩でした。
「みんなで楽しんできて!」に込められた、やさしい思いやり
家族が気まずくならないように“役割チェンジ”
さらに胸をぎゅっと掴まれたのは、その続きの言葉。
「写真係をするから、みんなは気にしないで乗ってきて!」
せっかくの機会だから、誰かが遠慮しないように。
自分が乗らないことで家族の雰囲気が悪くならないように。
そんな思いが自然とにじんでいて、
あぁ、この子の中に“やさしさ”がしっかり育っているんだと感じました。
私が「OK。じゃあカメラマンさん、よろしくお願いね!」と言うと、
「任せて!」と笑顔で応えてくれました。
その後は、スマホ片手にですがカメラマンのように、
私たちの姿をたくさん撮影してくれました。
スマホを向けながらこちらを見る姿は、ちょっと誇らしげでもありました。
気球には乗らなかったけれど、心には残った“できた”がある
成長していたのは、勇気だけじゃなかった
今回の旅行では、みんなで気球に乗るという体験自体は叶いませんでした。
でもそれ以上に、心に残るできごとがありました。
- 自分の気持ちに正直に向き合えた
- 家族を思いやる気持ちが育っていた
- 「できない」を「別の役割」に変えられた
気球よりもずっと大きな、成長の瞬間でした。
今回の“できた”
「乗らない」という選択を、落ち着いて自分で決められたこと。
家族のために写真係として役割を果たしてくれたこと。
気球の写真を見るたびに、
あの日のわが子の“やさしい成長”を思い出します。
来年また福島を訪れたら、どんな気持ちになっているかな。
その変化もまた、小さな楽しみです。
思い通りにいかなかった、別の日の話
思いがけず見えた、子どもの成長まとめ



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